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LIPS*S『Knights-ナイツ—』

感想 演劇
5/28 19:30〜 @中野ザ・ポケット

 ストレートプレイを見るのは、(この間ライブビューイングでももクロのやつ見たのをのぞけば)1年ぶりとかなんじゃないだろうか。最近そんなペースになってる気がする。ひさしぶりに友人に誘われて。

 内容はアーサー王の物語をなぞっていく感じ、ダンスあり殺陣ありのエンターテインメント系の作品。正直、あんまり好みの作品じゃないだろうなって思ってたんです。実際見ても、やっぱりストーリーとかはべたべたで、脚本はしっかりしているのに(技術はあるのに)新しいことをしようとすることをあきらめて、定型におさまってそこから出ようともしない感じはやっぱり好きじゃないと思った。

 でも、それ以上に今回はシンプルにお芝居っていいなって思った。役者は上手だし、一生懸命やってる。隙間無く演出がついていて、完成品を観客に届けようとする意志が伝わってくる。手の届く距離で別世界のファンタジーが作り上げられていくのを目の当たりに出来るのはすごいと思った。この感覚はお芝居になれてしまっていたちょっと前までの自分が失ってしまった感覚で、自分が大学入って芝居を初めて見た時の感想に似ていた。暗転して、舞台が明るくなった時にそれまで空っぽだった舞台に人がたくさん現れたことにすごく感動したりしてた。

 自分と同じ年ぐらいの人達がたくさんお芝居の世界で生きていくためにがんばっているというのも、あらためて考えるとすごいことだなと。なんとなく自分の今を見つめ直したりして。