森美術館『フレンチ・ウィンドウ展』

 ひさしぶりの森美術館現代アートの展覧会もひさしぶりです。

 感想ってすごく難しいんですけど、癒された。現代アートは癒しです。

 キャプションがすごく丁寧、なのは良くない。文脈を教えてくれるのはありがたいけど、解釈のかなり細部を提示してしまっていて、作品の見方が固定化する。しかも、政治性を薄めてる印象があってなおさら良くない。これは現代アートの見せ方じゃない。じゃあ、読まなきゃいいって?あったら読んじゃうじゃん!!

 デュシャンの作品からスタート。現代アートは時々ロマンチック。

 今回はマルセル・デュシャン賞の受賞者の作品たちです。黒いミシュランのタイヤマン。タイヤって黒いもんね、なんでタイヤマンは白いんでしょうね?とか。壁から電線がピョロッ、とか。現代アートは時々プラスチック。

大きい写真がたくさんあってよかった。これはファインだろ!っていう感じのモデルの写真とか。ファインでもいいのか。。。モホイ・ナジの時注目した手前になんかある型の作品の応用版が。気になるテーマに浮上中。

 手にとって見られる作品もあった。作家が尖ってるんだったら、観客の尖った見方も許容するべきだと思うんだよね、もう少し。写真とっていいですよっていう展覧会が増えてるらしいけど、それで作品には触らないでっていうのは、現実的に難しいのはわかるけど、現代アートのプロデューサーとしては写真のことわかってない感じがするよね。写真って怖いんだぜ。そういう作品集めてんじゃん。今回は写真もダメだったけど。