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東京オペラシティ アートギャラリー『ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー』

感想 写真 美術館
 19時過ぎていったら半額500円だった。

 子供がかわいい。写真は全部アクリルに貼られてる、だからね、何度もいってるけど、写真にアクリル貼るのは好きじゃないんですよ。子供かわいい。ラフに製本された過去のグラビアとかの作品を収めたアルバム的なものを手に取ってみる。市川実日子かわいい、東野翠れんかわいい。私の中高時代のアイドルたちが。中にはこれおまえだったのかっ、っていう見覚えある写真も。くそう、かわいい女の子ばっかり撮りやがって。と思ったらちゃんと草間彌生も撮ってた、よしよしちゃんとお仕事してるじゃないか。

 シルクスクリーンのパネル(アクリル付き)を地面において、のぞくように見させる。全部各国のマクドナルド。この間同じようなの見たぞ。。。流行ってるのか、のぞき穴形式。

 彼の写真をかわいいと思うのは、奈良美智のあの女の子みたいな感じなんだと思う。ずるい子供の使い方だと思うんだな。写真(絵)から(その子から)その子の関係を引きはがす。写真の嘘っていったらそうなんだけど、文脈を改ざんするそぶりを見せずにその女の子はなににも属さない子供になってる。だから彼の撮る少女は微妙にエロい。エロく見えるのは私がエロいから(これは冗談ではない)。

 そういえば、報道写真展でリアル奈良美智みたいな(ちょっと、撮った人間がファンなんじゃないかって疑うレベル)、たしかベトナム戦争の枯れ葉剤の遺伝後遺症の子供の写真がすごくよかったんですけど、あれは上記の応用で、切り離されている孤独感がすごく出ている絶妙な写真になっているわけです。ライティングとか芸術的すぎてちょっとうっとりするぐらい。不謹慎だけど、あの写真はそういう評価であの場に展示してあったと思う。写真は宿命的にそういう性格を持ってる。それは市川実日子の写真だって同じです。

 ホンマタカシの写真は正直面白いな、と思ったことがない(川内倫子よりましだけど、苦手な部類かも)、けど、今回の展覧会のおかげでテレビとか雑誌とかいろんなところで特集があって見ていたので、文脈がついて、結構興味深く見られました。