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京都国立博物館『長谷川等伯展』

和物です。
未だに日本美術のリテラシーが皆無なのですが、興味はあります。
あれでしょ、狩野派とか若沖とか若沖とか、若沖とか、、、
等伯狩野永徳のライバルだったらしい。なんだかすごい。

千利休像、教科書で見たやつ。
国宝いっぱい。あれだけ痛んで欠損してて、それでも国宝なんだからなんかすごいに違いないのだけど、いまいちわからん。

馬鹿でかい涅槃図が圧巻。あれはすごい。
未だかつて見た絵の中でも最大規模。「規模」という言葉が似合う。
かといって大味では決してなくて、きっちり細部まで描かれている。
虎の表情とかもうね。
真っ白な象が印象的、象なんて見たことなかったんじゃないかと思うんだけど。
あの展示の仕方がまたすごい。ただぶら下げるだけではちぎれてしまうのだろうか。
それぐらいでかい。
来る前に向かいの三十三間堂を見てきたのだけれど、
そこにある千体観音といい、信仰のパワーを感じる。
今の日本人の仏教観、宗教観とは根本的に違う思想。この断絶はいつ、なに。
でも、こういうの見てたら信仰心が芽生えるかも。

キャプションが京大出身っぽい。考え過ぎか。
難しい意味じゃなく、ちょっと変わってるというか。
「今はやりの3D映像のように波が目の前に押し寄せてくるようです。」
でも何でもかんでも主題を息子の死に還元したがるのはいかがなものか。

東京で見逃して、グッドタイミングだったのでちょっと足を伸ばした。
混んでいて、中にはいるまでに20分ぐらい並んだ。
中も人は多かったけど、ゆっくり見られないほどではない。
逆に、人の流れに合わせてゆっくり見られたかも。

どっちかというとこっちが見たかった常設展示がなんと立て替え閉館中。なんたること。
谷口吉生設計で新しいのを建てるという。
まるまる閉館までして、すごいのができる予感。また来たくなる。
フランス&イギリスに行ってから、自分は美術館・博物館の展示品とか建物とかじゃなくて、
美術館・博物館という場が好きなんだと気づきはじめた。


この権力が麻薬のよう。