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世界報道写真展2016 他

写真関連の大きな展覧会が立て続けに。なんと言っても恵比寿の写真美術館の再オープンという大イベントがあって、ずっと待ち続けていたので早速行ってきました。

世界報道写真展2016
 去年は恵比寿が休館中だったので、埼玉のバカでかいイオンモールまで見に行ったのをよく覚えている。

 今回はシリア情勢と難民問題が中心。入っていきなり空爆で死んだ子どもの写真で覚悟を決めさせられる。シリアは行きたかった場所のひとつで、すごくきれいな町というイメージがあったので、写真や映像を見る度に辛くなる。それと同時に、どんなところでもあっという間に「あんな風に」なってしまうという恐ろしさも感じる。国境を越えようとする難民達の写真は何枚も入賞していて、あらためて大きな問題だと認識する。
 
 他には、中国の写真が目立っていた気がする。天津の爆発事故の空撮写真はインパクトがある。セネガルの学校での暴力問題を扱った写真は、「子ども達を学校に」というスローガンが無力化されるやるせなさを感じる。教育を行き渡らせるには、ハコだけではまったく意味が無いのだと思い知る。

 日本からは小原一馬氏のチェルノブイリについての情緒的なポートレートが出品されてる。ゲンロンカフェで話を聞いた人だ。この作品が取り上げられるのは、国際的な日本への視線を意識させる。

 この展覧会はメキシコのおばさんプロレスのイメージがあるんだけど、今回はセネガルの相撲。めちゃくちゃ強そう。こんな人が日本の相撲に輸入されたら、ちょっと段違いになっちゃうんじゃないかという感じ。相撲部屋には「セネガルは手を出さない協定」でもあるのではないか、とか思った。

 毎年行ってるけれど、写真の力を感じるにはこれを上回る展覧会は無いんじゃないかとさえ思ってしまう。

 併催されてる杉本博司展もみたけど、これは行かなくていい。それだけ。

 最後はビールを飲まないと、ここに来たら。霧雨の中、外で濡れたけど。