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ラスコー展 @国立科学博物館

行ったらちょうどギャラリートークをやっていて、
それについて見て回ったらとても勉強になった。

壁画を持ってこられるはずもなく、復元したものが来ているんだけど、
まあそれはそれとして、洞窟の構造から、そこで見つかったものとか、
同時代の発掘品とかから、クロマニヨン人の習俗に想像が広がる構成になっている。
2000年前のギリシャ・ローマの遺跡にヒーヒー言ってる自分からすると、
2−3万年前というのはすごい古さだ、とあらためて思う。

そう考えるとこんな壁画が残っているのはすごいことだ。
発見当初は観光客が押し寄せて管理も悪く、カビが生えたりしたそうで、
日本の高松塚・キトラ古墳の壁画の件に似ているが、こちらはせいぜい1400年前。
エジプト文明も6千年前ぐらい。すごい。 大切にして欲しい。
そんな時代になかなか立派な彫刻的な装飾品が作られていた。

展示後半にあった解説で、こういった芸術的感性は、
ホモ・サピエンス特有なもので、これは世界中で同時発生していることから、遺伝によると推測するもの。
フランス政府がオリジナルの企画をしたということで、ラスコーを世界に紹介する展覧会である一方で、
多文化主義と脱西洋中心主義を最後に付け加えるというのはさすがだなと。

恥ずかしながら記憶にある限りこの博物館に入ったのは初めてで、
常設展示も地球館(だっけ?)の方だけ見て回ったんだけど、
もっと時間かけてというか、何回かきてみたいと思った。面白いところだ。