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ジュリア・マーガレット・キャメロン展 @三菱一号館美術館

美術館 写真
 この美術館はおばちゃんのお茶菓子向けのミーハーな展覧会しかやらないと思ってたからあんまり興味を持ってなかったんだけど、で今回も写真の展覧会だというのでちらっと見たものの、やっぱりなんかおセンチな雰囲気で、まあいっかと思っていたんだけど、この作家が19世紀半ばの、つまり写真が発明されて間もない頃の人だと知って興味が出て見に行った。

 写真がまだ記録のための道具と認識されていた時代に、すでに芸術的な視点で神話や聖書のモチーフで衣装を着せてポートレートを撮ったことが評価されているようだ。たしかに、双子の赤ちゃんがキスしてる写真とかすごくいいと思った。

 気になったのはキャプションで、写真処理の過程をあえて残すことも芸術的な価値を高めているとかって書いてあるんだけど、あとの方になると原板にひびが入っちゃってどうしよう的な内容の手紙とかが出てくる。どう考えてもわざとやったとは考えられず、まして作風を考えればそういう解釈は出てきづらいんじゃないかと思うんだけど、当時は写真を撮る作業はすごく大変できれいにプリントを作るのは一苦労でした、っていう説明にしないのはなぜなんだろう。