アメリカ旅行1〜いきさつ・旅のはじまり〜

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2/17〜2/26までの期間でアメリカに行き、ニューヨーク(6泊)、ワシントン(1泊)、ロサンゼルス(2泊)で観光三昧してきた。

アメリカを選んだ理由は、

  • 今ホットだから
  • こんなに長期の休みはもう取れないと思ったから
  • 『Hamilton』のチケットがとれそうだったから

というのが主なところ。

 ロサンゼルスにはいとこが住んでいて、これまで訪れたことがなかったので良い機会だったとか、時期がよくて航空券が安かった(東京⇒NY⇒LA⇒東京で8万ぐらいだった)というのもある。

 真冬だということで特にNYは厳寒を覚悟していったんだけど、思ったより寒くなかった、というよりめちゃくちゃ暖かかった。日本(東京)より全然暖かい。セーターとかたくさん持って行ったのに、全部荷物になって非常にかさばった。NYを離れる日に寒波が来ているとかテレビでやってたので、もしかしたら運がよかったのかも。

 逆に、ロサンゼルスは暖かいと思ってたのに寒かった。NYと変わらないかNYより寒かった。それでも日本に帰ってきたときに凍え死ぬかと思ったくらいだったので、だいたい快適に過ごすことができた。

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 航空券(と長距離列車)とホテルだけとっての旅行だったので、大まかにスケジュールを立ててあとはその日その日で適当に、という感じ。通例、どこかに旅をするとどっかで飲んだくれたりして計画通りに行かないことも多いのだけど、今回はかなり真面目にスケジュール通りにこなす旅になった(終盤崩れたけど)。その理由は、NY初めてだったので、定番コース含めて行きたいところが多くて詰め込み気味だったというのがひとつ。もうひとつは、「絶望的に現地でコミュニケーションがとれなかった」ため、計画を変える必要性が生じなかった。

 正直、もう少し出来ると思っていた。こちらの言うことはだいたい困らずに伝えることが出来たんだけど、相手の言うことがもうほんとにわからない。ホテルのチェックインとかですらわからない。これは結構傷つきましたね。今まで仕事/プライベートで英語を使う機会はある程度あって、アメリカ人の英語は難しいなと思っていたものの、もう少しなんとかなっていたと思っていたのに。。。

 もう少し話が出来れば、例えば飲み屋でたまたま話した人のすすめで次の日の予定を変えるとか、そういうことがあるわけで、なのに、ここまでわからないとこちらから話しかけるのもはばかられて、時々話が通じなくて嫌な顔されたりするし、そういうのでテンションが下がることもあって、はぁ。。。そんなやつの英語をわりとスムーズにわかってくれるニューヨーカーはいろんな英語を聞き取る能力に長けているのだなあとありがたく思ったのであった。

 行きの飛行機はダラスで乗り継ぎ。飛行機のチケットをとってからワシントンに行くことを思いついたので、そうじゃなかったらワシントン入りにすれば効率的だったなと思う。NY⇔ワシントンDCのアムトラックもけっこう高かった(片道180USD)から。飛行機の中で『ラ・ラ・ランド』を観たいと思ってたのになくて残念。その代わりに『スノーデン』を見たら、特にワシントンのホテルの部屋はだだっ広くて、誰かに見られてる感が半端なかった。

 ダラスに着いたのは朝、ほぼ時間感覚を失った状態でついたけど、さすがにビールを飲む気分にもなれず、ほぼなにもせずに2時間半の乗り継ぎ時間を空港内で過ごす。それからさらに3−4時間。ひさしぶりに長距離の飛行機で疲れたけど、 窓からマンハッタンが見えたときはテンションが上がった。

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 泊まったのはアッパーイーストサイドのコートヤードマリオット。夕方ニューヨークに着いて、まっすぐ向かったホテルだったはずなんだけど、迷った。高級アパートのドアマンの人に道を聞いて何とかたどり着いて、、、最初から良い具合に旅をしている。最初のディナーはホテルの近くのレストランでハンバーガー。デザートに頼んだアップルパイがハンバーガーより大きくて、隣のおじさんに「食べてあげよっか」とかってからかわれた。

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 旅の記録。

平成二十九年 博麗神社例大祭 『双子姉妹』(H35a)

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 H35a『双子姉妹』で参加します。

【新刊】ヰ/高村蓮生 著 『やさしい魔法の使い方』

 前回コミケ発刊の『素敵な嘘の暴き方』の続編/番外編。今回もchisachi(@chisachi_m)のイラストとともにお送りします。

 パチュリー×アリスの百合小説。アリスが作り上げた自律人形はふたりに見守られながら少しずつ自意識を獲得していく、ように見えます。それは果たして成長と呼べるのか、それとも・・・。愛の根源に問いかける、文学百合談義が繰り広げられます。

 ぜひお立ち寄りください。

ミュシャ展

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すごかった。超スペクタクル。

 商業作家が民族主義に目覚めて芸術の新たな価値に気付き、壮大な作品制作に余生を捧げた、っていう展覧会の隣で、自国の作家を商業主義的に徹底的に食い尽くす展覧会をやってるのはひどい皮肉な状況を感じた。

 見に来た人にシールを配って、みんなで水玉の部屋を作りましょう!っていうのにはもはや苦笑しかない。

 あと、プラハ市立美術館は2012年からスラブ叙事詩の公開をしているそうだけど、明らかに目玉の展示であるこの作品を公開から5年で早々に全点貸し出すっていうのは、よほどお金がないのか。作品保護は大丈夫なのかと不安になった。

 ほぼ草間彌生展ディス(草間彌生ディスではない)になったけど、日本の作家でお土産売り場がごった返すほど大もうけして、それをチェコの貧しい美術館に還元し、貴重なコレクションの保護に貢献出来るのだとすると、国立美術館も捨てたもんじゃないなと思った。

 あと、スラブ叙事詩については時代性を意識しないとすごーいで終わっちゃう。ロシア革命を背景に、歴史を描いたということ。

「夜明け前 知られざる日本写真開拓史 総集編」他 @東京都写真美術館

「夜明け前 知られざる日本写真開拓史 総集編」

 今回は学芸員のギャラリートークがあるというので平日の昼間から恵比寿に。学芸員のミツイさんはイケイケな広告代理店風の男性。トークも軽快。

 この美術館の収蔵品展というかいつも3階でやってる企画展は、写真の歴史や技術についてなど、毎回とても教育的に優れていて勉強になるのでなるべく見るようにしている。初心者からマニアまで、撮るのが好きな人にも観るのが好きな人にもオススメできる。

 というわけで今回は、日本の初期写真の特集なんだけど、とてもコンセプトが明快で、しかもギャラリートーク付きなのでますます勉強になる。写真の彩色の方法とかはじめて知った。内田九一による明治天皇皇后の写真があって、有名なキヨッソーネの肖像との関係が気になった。

 

「山崎博 計画と偶然」

 延々と水平線の写真が並ぶ。実験的なビデオアートもあったり、かなり個展にしては物量があった。戦闘機をどアップで撮った写真が面白かったかな。

 

「APAアワード2017」

 広告写真。ポカリスエットの写真とかね。

 ほとんど関係ないけど、今年の世界報道写真展の大賞は「あの」ロシア大使がトルコで暗殺されたときの写真が取ったらしい。あの写真は見た瞬間、「あ、これは取るな」と思った。写真の力をまざまざと感じた1枚だった。

 広告写真は、どこまでが写真なのか、よくわからないレベルで加工されてたりする。それはそれで面白いんだけど、ストレートにそれを見せられたとき、なにを評価したら良いのか困惑する。

レオナ・ウェストのアイデンティティ描写について真剣に考えてほしい

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「あるがままですっ!」

 

(ネタバレします。)

 『劇場版プリパラみ~んなでかがやけ!キラリン スターライブ!』(ひびきのコース)を見た。

 ライブシーンてんこ盛りの本編はそれはもう、かわいいの大洪水で、終始ニヤニヤしながら観てた、、、のだけど、ラストシーンでレオナの今後の描写についてすごく不安になったので、映画の感想というよりもそれについて書きたい。

 

 映画の最後の最後で、新シリーズの予告っぽいシーンが流れる。バイクに乗っためが兄ぃとレオナが夜の裏通りで待ち合わせて、それぞれ着ていたライダースーツの胸元のジッパーを一気におろす。その下は素肌で、、、「覚悟は出来てるよ」、レオナは言う。そこで、新シリーズで登場する「男子プリパラ」にレオナが参加することがほのめかされる。

 

 レオナは、男の子なのにプリパラに入ることが出来る「プリパラの神がゆるした」アイドルとして描かれてきた。レオナがはじめて男の子だとわかるのは登場間もない1期18話。その時点ですでに子ども向けアニメの登場人物としては異例だったけれど、ドロシーとのミラーツイン(対照的な双子)としての性質が強調されている上に、女の子にしか入れないはずのプリパラに何の障壁もなく入れていたこともあって、性別も双子の性質の一部として、それ以上の意味については想像の域を出なかった。

 そこから大きく展開したのがTVアニメ2期74話。この回でレオナと『プリパラ』は子ども向けアニメとして、あるいは現代のストーリーテリングとして、画期的な一歩を踏み出すことになる。

 強力なライバルとして王子様風の男性のルックスで登場した紫京院ひびきが、実は男装の麗人を演じている女性であることが判明する。74話では、それが大スクープとしてプリパラ界隈が大騒ぎになる中、ひびきに関心を寄せたレオナが、すでにスターだったひびきが出演する舞台の現場に忍び込み、自身の抱える疑問をぶつける。

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 この回では最初から、周囲が興味本位でひびきの女装をもてはやす中、レオナがひびきの男装について真剣な関心を抱いていることが描かれる。レオナはひびきと対面して早々、「どうして男の人の格好をしているんですか?」とストレートに疑問を投げかける。それに対しひびきは、舞台上で疑問に答えると言って、レオナを舞台のけいこの相手役に指名する。

 衣装のドレスに着替えたレオナは、セリフになぞらえて再び同じ疑問をひびきに投げかける。それにひびきは「しょせんこの世は嘘とまやかし、どこに問題がある?」と応えたあと、「君はどうなんだい?」と聞き返す。そこではじめてレオナは、ひびきに対して抱えていた疑問が、そのまま男の子なのに女の子の格好をする自分自身に対して抱いていた疑問なのだと気付く。そして、台本を投げ捨て自分の言葉で「あるがままですっ!」と力強く宣言する。

 このストーリーを画期的といわないことが出来るだろうか。レオナにとってプリパラで女の子の格好をすることは、それが自分の「あるがまま」だから。レオナの性のアイデンティティについての悩みとその確立の物語が、つまりトランスジェンダーの子どものアイデンティティの問題がはっきりとテーマになっている。

 このテーマを正面から描こうとしたスタッフの真剣さは、比較として別の性を「演じる」キャラクターであるひびきを配置する念の入れようからもわかる。また、一連のやりとりのあとのレオナのセリフ「私とひびきさん、似てるのかなって思ったけど、違うところもあるみたい」は性の多様性への理解が垣間見える。ふたりがカナダ出身(今回の劇場版では「パンクーパー」といっていた)という忘れかけられた設定も、この回のためだったのかと勘ぐってしまう。そして「あるがまま」というのが、放映当時『アナと雪の女王』の「ありのままで」を想起せずにはいられなかったことも、このテーマを描く上で意識されているに違いない。

 この回以降、レオナはまたプリパラで女の子として活躍していく。しかし、それ以前の双子の片割れとしての彼女とは少し違って映る。はじめはドロシーの意向に従ってしか行動できなかった内気なレオナは、だんだんと自分を表に出していくようになる。そして所属するユニット「ドレッシングパフェ」の中で、時には他のふたりを強引に引っ張っていく意志の強さを持つキャラクターに成長していく様子が描かれていく。レオナが多くの友達とともに、「あるがまま」の自分を発揮しながら成長していく様子は、この74話があるからこそ感動的に見える。

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 そんな感じでしばらく安心して見ていたTVシリーズ、それが3期130話で再びレオナの内面に(突然)焦点が当てられる。

 これまで主人公らぁらが中心となって育ててきたプリパラの女神ジュリィが、育ててきた甲斐あって元の女神の姿を取り戻し、妹ジャニスに女神の座を譲って消えることになる。別れを惜しむジュリィがアイドルひとりひとりに別れの言葉をかける中で、レオナに対して「レオナ、一生守る人が決まっているなんて、あなたは幸せな子ね。」と言葉を贈る。レオナは微笑んで「はい!」と答える。

 この別れのシーンは感動的なシーンなだけでなく、そこにいた全員が神アイドルを目指すという目標に向かって決意を新たにする重要なシーンなのだが、このレオナへの言葉はその唐突な印象から一部の間で物議を醸した。

 レオナが「一生守る人」、それまでこれといって大きな伏線がなかった(と思われる)からには、ドロシー以外には考えにくい。はじめは守られる立場だったレオナが、やんちゃなドロシーを守る側になるまでに成長した、その証・承認としての女神からの言葉とすれば理解はできる。それでもやはり、双子とはいえ兄弟姉妹を「一生守る」と中学生が「女神」から宿命付けられるのは重すぎるのではないか。また、レオナはすべてを理解し納得した上で返事をしているように見える。レオナの中で一生守る人がすでに決まっているというのはこれからの物語にどういう意味をもたらすのか。疑問は見る人に投げかけられたまま、シリーズは今まさにクライマックスを迎えている。

 そこにきて冒頭の劇場版のシーンを見せられたのだから不安にならずにはいられない。自分はこれまでレオナが自分の性に向き合い、プリパラがそれに対して素直になれる場所として描かれてきたことに満足して、つまりレオナが自分らしくいられることだけで満足してしまっていたのではないか。そのせいで、それ以上のレオナの個性や、大切にしていること/もの、将来についての願望などが十分に描かれてこなかったことに気付けていななかったのではないか、とも思えてくる。レオナには他のアイドル達と同じように、自身の個性を活かすことで夢を叶えていって欲しい。そのときのレオナの個性とは?夢とは?あらためて考えるとこれまでのストーリーから答えを導くのは難しい。

 身体は男の子でありながら女の子として生きることを選んだレオナが、素晴らしい友達に囲まれて幸せに成長していく様子は、いわゆる「優しい世界」であって、これからもレオナについて描くのであれば、中学生のレオナが成長の過程で向き合っていかなくてはいけない様々なことが避けられないテーマになってくる。だから必ずしも、レオナが「男子プリパラ」に参加することが悪いとは思わない。けれど、74話があったからこそ、レオナが自分の性にどう向き合っていくのかについて丁寧に描いて欲しい。これはもう個人的な希望でしかないけれど、このことは作品全体に通底する「み~んなトモダチ!み~んなアイドル!」につながる大事なテーマだと思う。

東京都美術館 ティツィアーノとヴェネツィア派展

意図せず2週間連続で上野の東京都美術館へ。

 

最近あんまり見に行かなくなってしまっていたルネサンス絵画。

聖母子とか、神話とか、テーマごとに並べてある構成。

『ダナエ』がやっぱりというかきれいだった。

 

混んでるだろうと思って午前中に行って正解だったと思う。

となりでやってた盆栽展が気になったけど、入場料高くて入るのやめた。

 

ティツィアーノって英語でTitianなの、勉強した。

国立新美術館 『19th DOMANI・明日展』ほか

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写真は、入場無料の特別展示、エマニュエル・ムホー「NACT Colors」。

なかなかのスペクタクルで、みんなすっごい写真撮ってたw。

 

DOMANI・明日展は、文化庁の芸術家の海外派遣制度の成果展として。

折笠良のクレイアニメは見入った。

今井智己は、戦前・戦中の写真の集成。最近このような歴史的な写真を再発見・展示するコンセプトの作品を見る機会が多いように思う。

藝大出身の多いこと。前日には藝大の卒業制作展に行ったんだけど、やっぱり素人目にも目を引くものはあって、中には在学中からすでに有名な人もいる。その中から公費で海外留学できる人がいたり、芸術家も競争が激しいんだなあと思う。